作品のバックボーンを示すこと
先日メルボルンに短期旅行したときは面白いように絵が売れました。
自分が気に入ったものならお金を払って絵を買うっていう行為が、オーストラリアの人たちにはとても自然な感じ。
でも日本だって、上から下までみんな絵が好きな国のはず。
ただ、
実際に販売をしていると、単に「その絵が好き!」⇒だから買おう、という流れになることは少ない気がします。
なんというか、
日本人独特の感覚ではないかと思うのですが、
「どれが好きか(自分的に価値があるか)」
ではなくて
「どれが正しいか(世間的に価値があるか)」
で考える人が多い気がします。
「絵はわからない」という言葉を発する人の多いこと。
好きと思ってくれたら買ってってくれればいいのにね。
もちろんメルボルンでも、対面で話をしたり、その場で絵を描くパフォーマンスをしていたので、ただ単にその絵を気に入っただけでなく、僕のことを「応援したい」という気持ちで買っていってくれた方もいたと思うのですが。
現状、僕は日本で絵描きをしていて、日本で絵を売っている。少なくとも日本では、単に僕の絵を好き!と思ってもらえただけではそこからなかなか購買に至らない。
※・・・購買って書くと抵抗のある人もいるでしょうか?でも真剣に創作活動を”継続”することを考えたときに、絵の需要と供給について考える必要はあると思うのです。
もういっそ土台を日本から移すってのも手ではあるけど。それ一択なのは悲しい。だから、皆さんもっとアートにお金をまわしてください。(正直)
なんとか日本で絵を売れるようにするにはどうすればいいか?
日本にはアートを買う文化が無い!!
と嘆くのは
事実だとは思いますがアホらしいので
なんとか出来ることはないかなといろいろ考えたんです。
そのうちの方法のひとつとして、
まずは、自分を知ってもらうことが必要かな、と思いました。
今もやっているつもりではあるけど、もっともっと。
自分を。作品ではなくて自分(作品のバックボーン、背景、背骨。)を示す。
で、作品を売る。
僕の場合は、ずっと絵を描いてそれを仕事にしてきたわけではないけれど、ずっとモノづくりの世界に携わってきたというバックボーンがあります。
「あなたが気に入ってくれたこの作品は
こんな足跡を踏んできた人間が
こんな思いで描いたものなんですよ」って
プレゼンすることが、価値になる。
と思ったので、
自分のバックボーンについてつらつら書いておきたいと思います。
・・・今後ね。
・・・近いうちに。
怠け者です。すみません。
ご興味を持って頂いた方は、まずはホームページのプロフィール欄にあるバイオグラフィー、良かったら見てみてください。↓
ではでは