自分でアートを買って気づいたこと色々
先日、絵を購入しました。
買った場所は神奈川県の横浜市保土ヶ谷にあるAPG free styleさんというギャラリーで、一階の居酒屋カウンターに飲みに来たお客さんが二階のギャラリーへ自由に、そして気軽に観に行けるという独特のスタイルのお店です。
そこに展示されていたadeu(あでう)さんの作品を買いました。
普段は自分が描いた絵に値段を付けて売っているわけですが、どこかで他の方が描いた原画を買う経験をしたいな、とずっと思っていたのです。
adeuさんのその作品は最初に観たときにもとても惹かれた印象が残っていて、2、3度通っているうち、自分の部屋の中に飾っている風景がふっと頭に思い描かれたのをきっかけに、購入を決めました。
購入したadeuさんの作品。
可愛らしい女の子がメインで結構ガーリーな感じなので、30過ぎたおっさんが買うのは多少ためらいもありましたが、画面全体にほとばしるダーク・ファンタジーさ加減は、ナイトメア・ビフォア・クリスマスやシザー・ハンズ、スリーピー・ホロウなどのティム・バートン作品全般が好きな僕にとってとても惹きつけられるものがありました。
作品名は-Heavens-。
この作品、実際手に取ってみると、絵そのものがキャッチーなのはもちろんですが、細部にわたり、購入した側にとってありがたい配慮が随所に見られます。
まず、作品自体は木製パネルに張り付けられた紙に描かれていて、側面は黒色でテープ張りされているのですが、その仕上がりが超丁寧。
絵というより、工芸品(アーティファクト)を手にしている気分。
買った側としては、こんなところで満足感が跳ね上がりますね。
そして裏面にはヒートンがねじ込まれ、ヒモが通されています。絵を買った側は壁に画鋲ひとつ刺せば好きなところに飾れる仕様になっているわけです。
↓ヒートン。ヒモを通す金具です。
これ、「なんだそんなこと」って思う人もいるかも知れませんが、意外とこういう配慮が出来てない絵描きさんもいるんじゃないでしょうか。ヒートン付けるには作品に穴を開けなきゃなりませんが、いくら自分でお金を出して自分の所有物なったからといっても、せっかく買った絵に穴を開けられる人はそうそういませんからね。
買った時点ですでに簡単に飾れる状態になっている、というのはとても重要なことなのです。
置き場所はどうするか。せっかく買ったのに飾らないわけにはいきません。
僕のアパートには少し大きめのクローゼットがあるのですが、色々検討の末、作品はそこに置くことにしました。なんとなく、買ったときにイメージをした場所なのです。
クローゼットの壁はもともとこんな配置でしたが、
ちょっとずらしてこんな感じにしました。
暖色系の明かりがマッチしてるよね。(自己満足)
作品自体も素晴らしく、毎朝ネクタイを締めるたびに目に入ってニヤニヤしながら癒されていますが、加えて購入の決め手になるポイントが随所にある作品でした。
自分の作品作りにもぜひ活かしていきたいと思います。
ではでは。
----------------------
P.S.
以前から告知していたグループ展が明日から始まります!
お時間のある方はぜひ(*´꒳`*)
明後日から!
— 🎨AKI SPRAY PAINT アキ スプレーペイント (@AKI_spraypaint) 2018年8月22日
こんな感じで展示してます。 pic.twitter.com/BO5xTmNNff