絵描きの日記

考える絵描きの旅の記録や近況報告。

僕が描きたい絵のコンセプト なぜこのような作品をつくるのか

僕の作品には、「境目」をテーマにしたものが多いです。
 
 
 
昼と夜の境目
 
今日と明日の境目
 
黄昏時
 
 

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 (Title:明日)
 

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  (Title:良い予感)
 
 
 
 
 
もしくは
 
 
 
 
 
この世とあの世の境目
 
この世界と宇宙の境目
  
現世と夢
 
 

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   (Title:あの先にある何処か)
 

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  (Title:夢で見た景色)
 
 
 
 
 
 
世界の端を飛行する鳥
 
太陽と月を見守る猫
 
光の射す側を目指す海亀
 
 
 
そんな風景
 
 

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  (Title:境界線の風景)

 

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   (Title:光の射す方へ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何かが変わるとき
 
まだ変わり切っていない、その瞬間
 
最も色彩のグラデーションが広がる、そのとき
 
 
 
 
その光景を表現したい
 
 
 
 
 
子供の頃、そろばん塾の帰り、
 
太陽の下でポケモンを交換しあったあの頃
 
 
 
空き地に子猫の秘密基地をつくり、
 
初めて会った友達と笑いあったあの頃
 
 
 
 
そんな時間も夕方になると終わり
 
世界は入れ替わる
 
大人になっていくにつれ
 
世界は入れ替わる
 
その入れ替わる瞬間は
 
白でも黒でもない
 

異なる世界が入り混じる

 
 
 
 
 
 
太陽が傾き
 
地表との距離が長くなるにつれ
 
青は散らばり
 
赤色だけが人の目に届く
 
青と赤が入り混じる
 
 

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    (Title:昼と夜)
 
 
 
 
 
このときの
 
期待と不安と高揚感
 
 
 
 
そんなものを、僕は表現したい
 
 
 
 
 
 
 
 
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なんか出来たな。
これ、あとでプロフィールに加えておこう。
 
 

スプレーアートをする上で間違いなく一番大事なこと

タイトルの通り、間違いなく最も重要なことをお伝えします。
 
 
 
それは、、、、、、、、、
 
 
 
、、、、、、、、、、、、
 
 
 
 、、、、、、、、、、、、
 
 
 
、、、、、、、、、、、、
 
 
 
防毒マスクを買うこと!!!
 
 
 
 
これは間違いない。
 
 
 
入口は狭そうに見えて、実はスプレーと紙さえ買ってくれば家のベランダでもできちゃう簡単お手軽なスプレーアート。
 
スプレーアートが最初に広がりを見せたのは80年代のメキシコ・シティという説があります。そこから現在まで30数年、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSで僕が確認できた限り、北米、南米、欧州、アジア、ロシア、、、全世界にスプレーアートを楽しんでいる人がいます。
 
そんな、多くの人に慣れ親しまれているスプレーアートですが、忘れてはいけません。
 
 
スプレーは体に悪いんです。
 
 
僕は普段、臭いが少ない水性塗料スプレーを使用しています。水性塗料は、油性塗料やラッカー塗料と比べると臭いが少なく、安全性が高いと言われるものです。
 
安全性が高い、その根拠としては、人体に影響を与えるVOC(揮発性有害化合物)の添加が、水性塗料は油性塗料などに比べて極端に少ないとされています。
 
 
 
少ない
 
 
 
そう、「少ない」んです。
 
 
 
水性塗料にも、VOCが
全く含まれていない訳ではありません
 
 
 
VOCが体に取り込まれるとどのように悪いのでしょうか?
広く知られている健康被害としては、VOCに起因して、化学物質過敏症シックハウス症候群が発症すると言われています。
化学物質過敏症による症状は、気管支炎や喘息などを含め、さまざま考えられます。
 
 (画像は経済産業省のHPより)

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実は僕も、スプレーアートを始めた頃に防毒マスクを買っておいたものの、しばらくやっていくうちに面倒臭くて着けないことが度々ありました。水性塗料は臭いがそれほど気にならないこともあり、慣れたつもりでマスクはせずに制作を続けていたんです。
 
実際、着けていると鬱陶しいんですよね、マスクって。少し高級なものだと、着脱が簡単なように工夫されていたり、着けているストレスが少ないタイプもあるようですが。
 
ある時、風邪をひいて寝込んだのですが、熱などの症状は引いても、咳だけが消えない期間が一ヶ月以上続いたんです。もう四六時中、特に人と会話をしようとすると咳が止まらず、体力もどんどん奪われて。。。とても辛かったです。近所の内科の先生に相談し、出た結論は当分の間スプレー禁止でした。まぁ、スプレーアートの話をしたら当然かな、と思いました。
 
しばらくは処方された気管支拡張薬のお世話になったりして。。。とにかくマスクを着けないのは失敗でした。それからは、スプレーを使用するときは必ず防毒マスクを着け、交換用のフィルターも購入するようにしました。
 
気管支拡張薬。こんな風に吸い込むやつ。

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インターネットで見る限り、初心者向けにスプレーアートのやり方を説明しているサイトは結構あるのですが、少なくとも日本語のサイトでは、あまり防毒マスクの重要性について説いている所はありませんでした。
(確認できた範囲で、防毒マスクを着けましょうと書かれていたのはアートパフォーマーのファイターさんのHPだけでした。もちろん僕が見つけてないだけかも知れませんが。)
 
なので僕も、これからスプレーアートを始める人の参考になるよう、防毒マスクの重要性や、それを使わないときのリスクについて、書いておこうと思ったのです。
何をするにしたって、一番大事なのはあなたの安全ですからね。
 
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マスクと言っても、こんな普通のマスクではダメです。
VOCの吸収を抑える役目は果たしません。
 

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こういうのを用意しましょう。

価格は2千円~3千円程度のものが多いようです。

 ↑ 今現在僕が使っているのはこれです。

 

 

世界的化学メーカー3M社のラインナップはこんな感じ。

有機ガス用の「フィルター付き」のものを選びましょう。

 

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最後に、
あまり怖いことばかりを言って、スプレーアートをこれから始めたい人の心をくじくことはしたくないので、ちょっとだけつけ足しておくと、
 
頻繁にスプレーで作業をするわけでなければ、防毒マスクを使わなくても、吹いている間は息を止め、空気を吸い込まないようにすれば問題ないかも知れません。もちろん、周囲は空気の通り道が出来るように換気をしてくださいね。
 
ただし、定期的にスプレーアートをするようになった場合は、ぜひとも防毒マスクを購入しましょう。
 

考えるべきなのは、何故やるのかと、どうしたら出来るのか

たまには時事ネタでも。
 
アメリカで別姓のままご結婚された夫婦が、「自分たちが公的に結婚していることを証明出来るようにしてほしい」と日本国を訴えているニュースがTVで流れていました。
 
なんで別姓に出来ないんだろう?
あんまり首突っ込んだことないけど。
 
今は夫婦同姓を全国民が強制されているわけだけど、個人の結婚観によって、夫婦別姓を「選べる」ような法律にしてほしいってことでしょう。同姓にしたい人は今まで通りすればいいんだから、別に多くの人に影響はないと思うんだけど。
 
どうもちょっとググってみると、
「親の名前が違っていたら小学校でいじめられる子供が増えるだろう!」
みたいなことを理由とする人がいるようです。
 
え、いまどき?
名前が違うどころか、シンママだって当たり前の世の中じゃないですか。
 
あとは「夫婦が同姓であることで家族のキズナが保たれる」みたいな。いずれにしても根拠がよく分からない「できない理由」でした。
 
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「できない理由」なんてのは、いくらでも挙げられるものです。
 
もちろん、念のため言っておきますが、できるかできないかを考える以前に、「それ本当にやる必要あるのか?何故やるのか?」と考えることのほうが重要です。話の対象が「やるべきこと」「やりたいこと」であるのが前提の話です。
 
(どうでもいいことに「どうしたら出来るのか」を延々と考えていたら、それはブラック企業的な作業になってしまいます。何故できないか? そりゃ意味がないからです。)
 
「やるべきこと」「やりたいこと」に対してはできない理由ばかりを挙げてはいけません。できない理由を列挙するのではなくて、「課題は何なのか」といった捉え方をするのなら問題ないのですが。考えるべきなのはそれらの課題を前にして「どうしたら出来るのか」です。
 
先のニュースは、
「同姓を強要されるのはこれまでの自分を否定されたような気がする」
「別姓であることで、独立した人格同士が寄り添って生きていけると考える」
といった価値観の人の結婚が認められるためにはどうすればいいか、という話です。
 
 多くの人の人生に絡む問題。考える価値は大きいですよね。加えて、「別姓は嫌だ、もしくは問題がある」という考え方の人に別姓を押し付けるわけではありません。
 
一体何が本当の課題なんでしょうね?
 
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できない理由を挙げると便利なこともあります。
自分にとって面倒くさい事を人から押し付けられそうになったら「できない理由」をばんばん挙げればいいんです。おすすめです。そうすれば話が先に進みませんから。
 
不真面目に見えますか?
 
でも普段、おじさんもおばさんも、官公庁も企業も、大人も子供も、お姉さんも、「できない理由」ばっかり挙げる人はよく見かけますよね。
 
そうか、日本人ってみんな結構、不真面目なんですね。
 
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できない理由を挙げてばかりではいけません。
できない理由を考えるのは、むちゃくちゃ簡単なことです。
 
考えるべきなのは、何故やるのかと、どうしたら出来るのかです。
 
 

アート系のフリーマーケットに出展してきました

この6月は、アート系のフリーマーケットのような、青空の下で行われるイベントに3ヵ所ほど、出展登録しました。
 
今日までにすでに出展したイベントは以下の2つ。
6/9(土) 東京都 八王子 手仕事アートマーケット
6/17(日) 埼玉県 大宮 画家の小道
 
今週の予定はこちら。
6/23(土) 東京都 池袋 池袋西口公園フリーマケット「西の楽市」
 
 
八王子も大宮も、お客様との距離が近いのがいい感じでした。とても良かった。
 

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八王子「手仕事アートマーケット」の展示風景。神社の前で行われるフリマ。清々しい立地。
 
大宮の「画家の小道」は5月に続いて2回目の出展です。大宮駅の東口から徒歩約1分(AKI調べ)という便利な立地にあります。ラッキーなことに僕は大宮近辺に在住しているので、これからちょくちょく参加させて頂きたいと考えています。(ただ、来月7月はすでに仕事がありまして。すみません。)
八王子も、また秋ぐらいに検討したいですね。
 
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大宮「画家の小道」の展示風景。
 

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写真撮ってもらいました。ご購入頂いた作品と一緒にパシャリ。

 

ひとつ印象的だったのが、どちらの会場も、5月に出展したデザインフェスタで僕の作品を見て頂いた方に数名、再度足を運んで頂いたことです。いずれも、僕のTwitterのイベント告知をご覧になられてお越し頂きました。
デザインフェスタのときにも買おうか迷ったけど、しばらく考えてから、やはり購入したい気持ちが増した、と言ってくださった方もいました。
うーん、継続は大事と実感しました。
 
 
一度の展示では、大抵の場合2、3日か長くても1週間程度しか展示期間がありません。そして次の開催の有無は分からない場合も多いです。絵をご覧になられている側としては、気になった作品があった場合、その場で買うか買わないかを決めなければならないプレッシャーがあると思います。
 
しかし何度か購入の機会があれば、そういった要らぬプレッシャーは省けて、取り引きとしてはとてもフェアになります。本当に気に入った作品を買っていってもらえるでしょう。購入の機会が増えるということは、アートをまたさらに、気軽に感じてもらえることに繋がるんじゃないでしょうか。
 
というわけで、これからも作品制作と合わせて、出展の頻度は増やしていきたいと思います。貸しギャラリーさんを何度もお借りするお金はありませんが、こういったアートフェア的なイベントなら、継続もしやすいですからね。
 
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池袋はどんな感じかな~~。
 
しかし前提として、どのイベントも雨が降ったら中止なんですが。
なぜ6月なんて梅雨時を選んで、こんな集中的に青空イベントの予約をしてしまったのか自分でもよく分かりません。いや、たしか真夏になってしまうと暑さで辛そうだと思ったんだったかな。。。思い付いたが吉日。
 
ちなみにここまではどちらのイベントも奇跡的に晴れでした。
来週末も晴れることを祈って~。
 
ではでは
 

絵に作者のサインは必要か?

作品を売るようになった最初の頃、悩んだことの一つが、創った作品にサインを入れるべきかどうか、ということでした。

 
僕は正直、重要なのは絵そのものであって、サインなんて必要ないだろうと思っていました。サインなんて入れなくても、自分はこれでこの絵は完成したと思っている。別に誰が描いたかなんて(俺のことなんて)大した問題じゃないでしょう?と。
 
むしろ、画面の中で邪魔をする、余計な存在になってしまうのではないかと。それが心配でした。
 
 
 
結論から言うと
今はサインを入れるようにしています。
 
 
何故そんな風に考えが変わったのかというと
 
作品をご購入頂いた方からサインを求められることが多かったからです。
 
それ以上でも以下でもないのですが、
 
シンプルすぎるのでもう少しつらつら書くと、
 
年配の男性にも若いお姉さんにも、老若男女、サインを求める方はいらっしゃいました。
 
 
「(今買ったこの絵に)サインください!」
 
とか
 
「サインがなきゃ意味ないよ」
 
なんて言われたこともありました。
 
 
ああ、自分は、絵を買おうと決めてくれた人の気持ちがさっぱりわかってなかったな、とこのとき思ったんです。
 
「絵を買いたい」と思っている人ってどんな人でしょうか。なぜ絵を買う?
 
・引っ越しなど新生活になる節目に、気分を変えたい
・人へのプレゼントにしたい
・お部屋のインテリアとして飾りたい
・心を癒すツールがほしい
 
他にもあると思いますが、いずれにせよ、なんらかの買う動機があるはずです。美術館などで単に「絵を見ている」人とは違います。
 
そして買う動機があるから、それについて色々調べたくなる。逆に言うと、色々わかって理解していないと、なかなか手を出す気にはなれない。
 
なにせ、世の中に「一点もののアート」なんて沢山ありますからね。その中で目の前の絵を選ぶ理由がほしい。
 
加えて、服やCDと違って、絵は買い慣れないものです。
(※もっと気軽に買ってって欲しいと常々思っているわけですが。↓)
 
 
つまり、僕は「絵そのものが良ければそれでいいんだ」と勘違いしていたのですが、絵を買う人は、絵そのものに加えて、
 
その絵の背景、作者の意図、
どうしてその絵に価値があるのかがわかる理路整然とした情報
 
等も含めて「買いたい!」と思うわけです。
 
作者である僕=その絵のことがわかる唯一の人間と対話したからその絵を買ってもらえたんです。その辺に置いてあったら、心の中で気にはなっていたとしても、購入にまで至らなかったはずです。
 
だから、
「この絵は確かに僕という人間が責任もって描いたものです。
わからないことがあったら聞いてね」
 
ということを示すためにサインを入れるようにしました。
 
過去の作品についても、サインは入れていくようにしたいと思います。まぁでも、そもそも絵は画面として完成したと自分では思っているわけなので、かなーーーり目立たないような場所に書くことにしています。
 
画面に合わせて、目立たず、それでいて格好良いサインが書けるようになりたいものです。
 
 
 
 
蛇足ですが。
 
最近は欧米人でもアルファベットの筆記体が書けない人が多いそうですね。僕が子供の頃すでに、周りで筆記体を書けるのは、野球選手に憧れてサインの練習をしている野球クラブの子供だけでした。
 
僕の場合は書けない、というのもありますが、誰が描いたものなのかをわかりやすく伝えるのが目的なので、活字体を用いています。
 
 

絵のことはわからない? もっと気軽に考えてください

~アート系のフリマにて~
 
「この一番小さいサイズの原画は3000円でお売りしてます。」
 
「3000円って聞くとな」
 
「お高いですか?」
 
「いや、俺、絵のことはわかんないからさ」
(去る)
 
 
 
~よく行くお店の店員との会話~
 
「ホームページ見たよ」
 
「ありがとうございます。どの絵がよかったですか?」
 
「そうね、いや、私、絵については素人だけどあの絵がよかったわ」
 
 
 
いらない。
 
その前置き、いらないですよ。
 
きっと自動的に枕詞のように会話の中に出てしまってるのだろうけど。
 
いらないですよ。
 
「わからない」って何ですか。
この絵の価値を決めるのは、僕かあなたしかいませんよ。
 
絵に感想を持つのに、
誰か知らない偉い人の威厳とかコメントは
いらないんですよ。本当に。
 
もっと自分の感覚を信じてくださーーい!!
 
 
もちろんね、ご自身の感覚として「お金を出すほどじゃない」と思われたのなら、そのまますーっと立ち去って頂ければ良いのです。もしも後ろ髪をひっぱられるようなら、「また後で来ますよ」とだけ言って、またホントに気が向いたときにだけ来てくれればそれで良いのです。
 
絵を描くほうは絵そのものを切磋琢磨するのが本業ですから、一瞬で感動してもらえるようなものをつくりたい。しかし、「この絵が欲しい」とまで思われなかったなら、それは自分の絵がそれだけの力を持ってなかったってことでしょう。
 
それなら仕方ないのです。
もっと自分が頑張るだけです。
 
 
ただ、それ以前に感じる
この壁はなに?なんなの?
 
 
絵がわかんないってどういうこと?
絵の「何」がわかんないの?
 
 
これ良い絵だな、ってあなたが感じたときに
必要な知識とか考えるべきことなんてなんもないよ?
 
 
そりゃ確かに
 
古い中世の絵画は時代背景や、
制作時期の作者の生活状況なんかを
知っていたほうがより面白いでしょう。
 
 現代アートもこれまでに
どんなムーブメントが起こって今に至るのか
知っていたほうがより面白いでしょう。
 
 
そういった分野の作品が何十億という値段で取引されているのをニュースで見て、なんでそんな値段がつくのかさっぱりわからず、「絵はわからない」という言葉に繋がるんでしょうか。
 
 
しかし、
もっと気軽に考えてください。
 
僕が描いて、売っている絵は、
あなたの部屋にあるカーテンや壁紙、家族・友人の写真、アイドルのポスターと一緒です。
 
あなたの部屋をデコレーションするのに使ってください。
 
朝、自身のモチベーションを上げるために
休日、友達を呼ぶ部屋の雰囲気を盛り上げるために
使ってください。
 
 
日本にはアートは根付かない、と言われてずいぶん経っていると思います。
 
その原因はなんでしょうか?
色々調べてみても、誰も明確な答えを持っていません。
 
バブル時代に投資の対象とされ、とんでもない値段で取引されていたせいで、「自分とは関係のない世界だ」と思う人が増えてしまったのでしょうか?
だから「絵はわからない」?
 
こんな風になってしまった経緯はわかりません。
 
でも改善の手段はわかります。
 
もっとアートの敷居を低くすることです。
 
 
敷居を低くしろ、というのは、決して作品を値下げしようと言ってるわけではありません。
現時点でも、材料費もまかなえないような、作者のかけた時間を考えると時給換算で最低賃金にも満たないような値段設定をしているのに、絵が売れない、という絵描きさんが日本中に大勢いると思います。実際に何人も会いました。
 
 
アートの敷居を低くするために、絵を描く側のアクションは、もっと、自分が何を考えて絵を描いているのか、アピールをすることではないかと思います。
 
なんとなく日本だと、画家というのは「浮世離れした人」のように囚われがちですが、(わざと演出してる場合は良いのかもしれませんが)そうするとどうしても、自分の絵に興味のある人がいたとして、その人に壁を感じさせてしまいます。
 
 
また一方で、絵に興味のある人には、
生活の中に絵画を取り入れることをもっと気軽に捉えてほしい。
 
カーテンを買い替えるように、絵を買っていってほしい。
 
皆の認識が変わり、アートというものについて自分で判断し、美術館にお金を払ってただ観に行くだけではなく、自分の生活の中に好みの作品を取り入れるのが当たり前の日本になれば、マーケットが生まれます。そうすれば絵描きはもっと本腰を入れて絵を描けます。もっと素晴らしい作品を生み出せます。
 
 
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絵を買うときに考えることなんてなんもないよ、と言いましたが、実際問題、気になってしまうのは以下の2つではないでしょうか。
 
 
1.部屋のどこに飾るのか
この絵はあの部屋のあのスペースに置こう。いや、ちょっときつすぎるかな? あそこの壁の余裕どれくらいだっけ。。。といったように、絵を使って自分の部屋の中をどう盛り上げるか。
 
当然、描いたほうとしてもせっかく気に入って頂いた絵はお部屋に長く飾って頂きたいので、
 
絵についてのイメージとか描いた人間はどういうつもりで描いたのかとか、どんな飾り方が良いだろうか
 
などは
 
どしどし聞いてください。
 
よく、絵を飾る場所がない。。。という方がいらっしゃいますが、それは気のせいです。
 今部屋に貼っているアイドルのポスターを少しずらして頂いて、その横に飾ってください。
 
 
2.絵をどう保管するのか
この絵は秋冬用、こっちは夏用にしよう。あれ、そうすると絵って飾らない時はどう保管しておけばいいの?なんていう場合。
 
 絵画の保管方法についてはネットなどで調べるとだいぶ理想的なことばかりがたくさん書いてあって
 
そんな金や場所あるかーい!
ランクルームまで借りるやつがいるかーい!
だからそうやって敷居を上げてんじゃねー!
 
ってなることがままあります。
 
例えば、うん十万で買った絵ならね。洋服だって、もしも100万円のコートを一着買ったら保管方法にも気を使うでしょう。何百万もしない、生活を彩るためにお手頃な金額で買った絵だからおざなりで良いというわけではありませんが、しかし
 
絵画だからといって、必ず最高級の保管条件が要求されるわけではありません。
 
直射日光を浴びないよう、また、生活の中でひっかき傷などができないように厚紙で包んでもらい、マツキヨで買った湿気取りを入れたクローゼットなどに保管してもらえば十分だと思います。
 
 
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とにかく、絵というものをもっと気軽に考えてほしい。
そんな浮世離れしたものじゃないんです。
 
部屋の雰囲気を変えることが出来る
はっと目に入ったときに心身をリフレッシュ出来る
 
そんなツールです。
 
そのことに気づいて、生活の一部として絵を飾る人は日本にもすでにいらっしゃいます。
 
生活の中に彩りが欲しいと思ったら、自分の感覚を信じて、絵を買い、自分の部屋に飾ることを試してみてください。
 

創意工夫して描く、スプレーアートの描き方いろいろ

絵描きはあまり、自分の制作技法を人に教えてはいけないと言われることがあります。独特の透き通る画風で有名なパリの寵児・藤田嗣治は、自身の作品の「乳白色の肌」の秘密を生涯にわたって一切語りませんでした。西洋画壇で絶賛された絵のノウハウなんてのは、そう人に教えられたものではなかったでしょうね。

 

ところでスプレーアートをしていると、「スプレーで描いているなんて信じられない!」と嬉しいお言葉を頂く場合もあるのですが、

 

このご感想にはある面で少し距離を感じるというか、ただ単にスプレーアート自体が知られてないだけで、絵の描き方としてはメジャーではないということを痛感します。

 

出来上がったものを見ても、筆を使った描き方と比べて、制作過程はイメージされにくいのではないでしょうか。

 

より作品に親しみを持って頂くためには、ちょっとでも制作過程を見知って頂いたほうが良いかな、と考えまして、この記事では少しだけ、自分が普段どんな道具を使い、それをどんな表現に使って絵を描いているのか、書いていきたいと思います。

 

 

1.スプレーアートの道具

スプレーアートでは、身近にある道具を使って絵を描きます。

何の道具を選ぶか、それをどのように使うか考えるのもスプレーアートを制作する上で楽しいポイントのひとつです。

 

僕がよく使うのはこんな感じ。↓

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ヘラ(スクレイパー

一旦吹き付けたスプレーを、乾かす前に「剥がす」作業に使います。写真にあるような油彩用のペインティングナイフ等も併用します。

この作業、基本的にスプレーが乾き切る前に描き上げなければならないので、一発勝負です。 

 

また、スプレーを上から吹き付けてしまえば細かいミスは修正可能なこともありますが、二度も三度もスプレーを吹き付けるとそのたびに画面が荒れます。

大きく画面に描いた山の稜線がちょっとでも気に食わなければ、修正は難しく、そのままごみ箱行きになってしまうことも。

 

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緊張する~

 

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道具としては、僕が良く使うのは金属のヘラで、しなりが絶妙に自分の手にフィットするものを選んで使っています。人によってはプラスチックのヘラなどのほうが自分の表現がしやすい、という場合もあるかも知れません。

 

丸い蓋

スプレーアートでは定番の道具です。

絵の中にとても綺麗な形の真円があるのを見て、「あ、これスプレーアートだ」なんて思う人もいるんじゃないでしょうか。

 

そんなこともあるので僕としてはあんまり丸蓋に頼るのは嫌なのですが、画面の中にひとつあるとバッと絵が引き締まるのも事実です。

 

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水平線や地平線、太陽の光の放射を描く場合などによく使います。

 

ただマスクするだけではなくて、光を表す色を吹き付けたいときはちょっと吹き付けるときの画面からの距離を変えてみたりすると表現が変わってきます。

 

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型紙(ステンシル)

木材家具などに文字を付けるいわゆるステンシルアートは最近DIYで人気ですね。

 

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アルファベットなどであれば、最近はセリアのような100円ショップでも便利なステンシルシートが売ってます。

セリアほんと便利だよね!!

 

また、自分で好きな型をつくれば、さまざまな表現が可能です。スプレーアートをする人の中には、非常に複雑な型紙を複数枚つくり、何層もスプレーを重ねることで絵を仕上げていく人もいます。

 

僕の場合は、風景の中に動物の絵柄をワンポイントで入れることがあります。

 

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動物と言いながら参考写真は人 

 

動物の絵を模写したものをアートナイフで切り取り、制作した型紙にスプレーを吹き付けるという流れです。

 

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アイディア次第でさまざまな表現を増やすことができる作業です。

 

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この他にも世のスプレーアーティストによく使用される道具は色々あります。

 スポンジとかチラシ・新聞紙とか、ラップとか、紙の欠片とか。

 

基本的に何をどう使っても大丈夫。スプレーアートを始めてみたい方は、自分の出したい表現を探しながらいろいろ試してみましょう~。

 

2. スプレーの吹き方いろいろ

ノズルを押したときにスプレー缶から噴射される流体は、基本的に距離が遠いほど広がる性質を持っています。つまり、1プッシュで噴射されるスプレーの量が一定だとすれば、距離によって、画面(紙やキャンバス)への塗料の当たり方(広がり方)は異なることになります。

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距離によって塗料の当たり方は異なる。

実際スプレーするときは、重力による落ち方も計算に入れておくと良いでしょう。

 

一般的に、プラモや木工家具などにスプレー塗装をする場合、きれいに塗装するコツとして「塗装物と一定の距離を保つこと」が推奨されますが、

 

スプレーアートでは逆に、このスプレー距離(画面までの距離)を故意に変化させることによって表現の幅を膨らませることができます。

 

画面の近くで吹けば強い光。

遠目に吹けば淡い光や星空。

といった具合です。

 

距離だけでなく、スプレーを吹き付ける「方向」によっても絵の流れ、勢いが変わってくるでしょう。

 

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 遠目に吹いて星空を表す様子(わかりづらい写真ですね)。

星については、ペインティングナイフに塗料を付けて弾く、というやり方をするときもあります。その場合は弾く方向によって天の川のような星の流れをつくったりできます。

 

また、スプレーは残量が残り少なくなってくると噴射にムラができ、ダマが起きやすいですが、これも使いどころによっては作品の味とすることができます。

 

噴射ムラを好きなタイミングで自在に扱うためには、異なる残量で同じ色のスプレー缶を複数用意しておかなければなりませんが、、、

実際、僕の場合は残量が残り少ない白や青色などを捨てずに手元に残しておいて、夜空の表現に使ったりすることがあります。

 

 

まとめ

ふだん一人であれこれ工夫してやってることを、改めてひとつひとつ言語化しようとすると、大変ですね。 

他にも、スプレーの乾燥時間を利用したグラデーションの作り方などを紹介しようと思ったのですが、疲れてきたので長くなってきたので今日はここまでです。

 

スプレーアートという手法は比較的新しい絵の描き方です。

 

そのため、スプレーアートの描き方を体系化していたり、この道の大家と呼ばれるような方はあまりいないような気がします。

 

それぞれ有名なアーティストはたくさんいらっしゃいますけどね。

 

その分、好きにやればいいんでしょうけど!

 

この記事で、スプレーアートをこれまでより少しでも身近に感じて頂けたら幸いです。

 

ではでは

 

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追記

 

この記事で記載した写真の一部はYouTubeにアップしている制作風景から抜粋したものです。よろしければ以下のリンクからご覧ください。

 

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