絵描きの日記

考える絵描きの旅の記録や近況報告。

メルボルン弾丸バスキングツアーを記す

2018年5月、ゴールデンウィーク休暇を使ってオーストラリア・メルボルンへ行ってきました。

 

僕は普段、ほとんど旅行に興味がありません。

 

行ったら行ったで楽しむと思いますが、なんだか、ただ有名な場所に行く、風景を見る、というだけではふんぎりがつかない出不精なのです。

 

ちょくちょく旅行に行く人の感覚がわかりません。

 

 

だから前回の海外旅行に行ったのは、もう3年も前、しかもプライベートでは初めての海外で

「ちょっとスコットランドでスコッチ飲んできます」

Facebookに投稿していいねを貰いたいがためだけにスコットランドの首都エディンバラまで行って以来でした。

 

f:id:aki_artworks:20180525135540j:plainf:id:aki_artworks:20180525133922j:plain 

※「スコッチ」とは、日本でも人気のお酒ですが、スコットランドにおいてのみ製造されたウィスキーを指します。帰国後はちょうど当時放映していたNHK朝ドラの影響でしばらくあだ名がマッサンでした。

 

 

本場でウィスキー(ワインじゃないよ)のテイスティングを学んだり、夜のエディンバラでバーめぐりをしたり。酒好きにはたまらない経験だったなーーー。

 

f:id:aki_artworks:20180525140142j:plain f:id:aki_artworks:20180525140148j:plain f:id:aki_artworks:20180525140155j:plain

※スコッチウィスキーエクスペリエンス。スコッチの製造工程がわかる博物館。入場すると最初にディズニーランドばりのライドに乗り、ウィスキーの精?のおじいさんがスコッチについて教えてくれる。その後は奥の部屋で各地のスコッチをテイスティングしたり、最古のスコッチを拝んだり。スコッチ、スコッチ。

 

f:id:aki_artworks:20180525140324j:plain

 スコットランド地ビール ブリュードッグのビア・バー。ビールを撮ろうとしていただけなんだけど、自らフレームに収まってくれたノリのいい店員の兄さん。くすっと笑える思い出をありがとう。

 

 

 ・・・と、スコッチとビールの話がだいぶ長くなってしまいましたが、

 

 

このように、

割と明確な目的(例:スコットランドでスコッチを飲む)がないと

なかなか動けない、ふだんはインドア派でエアコンの効いた部屋大好き人間の僕が、連休中の旅行先をメルボルンに定めた理由。

 

それは

 

 

芸術の街メルボルン

ストリートアートを堪能すること

 

f:id:aki_artworks:20180525142052j:plain f:id:aki_artworks:20180525142053j:plain f:id:aki_artworks:20180525142054j:plain f:id:aki_artworks:20180525142100j:plain

f:id:aki_artworks:20180525142101j:plain f:id:aki_artworks:20180525142106j:plain

f:id:aki_artworks:20180525142104j:plain f:id:aki_artworks:20180525142105j:plain

 

 

そして

 

自分自身で路上パフォーマンスをすること

 

f:id:aki_artworks:20180525142108j:plain f:id:aki_artworks:20180525142107j:plain

f:id:aki_artworks:20180525142110j:plain

 

 

 

もともとの目的はひとつ目だけでした。

ストリートアートが観たいという理由だけでオーストラリア旅行を決断していました。

 

スプレーアートという表現を選び、活動を始めて数ヶ月。

 

「どこかで、世界の本場の表現を見ておく必要があるんじゃないの?」とそれらしい理由を掲げて連休中の観光先を探していたんです。

 

スプレーを使った作品、どうせなら街全体で盛んなところがいいな。

 

それならやっぱりストリートアートだ。

ストリートアートをこの目に焼き付けたい。

 

f:id:aki_artworks:20180525145345j:plain

 

 

日本でも、原宿とか渋谷とか、または都会でなくても行くとこいけば、街中に絵は描かれています。

 

中には素晴らしい作品もあるかも知れないけど(そりゃゼロじゃないだろうけど)

 

皆さんもそうではないかと思いますが、日本で普段目にするストリートアートっていうのは、

 

基本、

 

f:id:aki_artworks:20180525143459j:plain

 

せせこましい!!

 

 

 

f:id:aki_artworks:20180525143513j:plain

 

描くならちゃんと描け!!!

 

 

 と思ってしまうような状態のものばかり。

( ※画像はGoogleストリートビューより。)

 

 

急いで描いてるんだろうけど、それにしたってさ~。

(※仮にどんなに素晴らしい作品であっても、無許可で描くのは許されない、ということはもちろん承知しております。)

 

こういうホントの落書きではなくて、丹精込めて作られた壁画をたくさん見れる場所はないだろうか?

 

 ・・・

 

ググったらいっぱいあった。

 

ストリートアートで有名な街。 

オーストラリア・メルボルン

ドイツ・ベルリン、スペイン・グラナダ

マレーシア・ペナン、台湾・台北・・・・・・

ブラジル・サンパウロアメリカ・ニューヨーク、

南アフリカケープタウンポルトガルリスボン

コロンビア・ボゴタアイルランド・ダブリン、

フランス・パリ、タイ・バンコク・・・・・・

 

 

・・・この中で僕がメルボルンを選んだのは、

 

路上で大道芸人さんや歌手、演奏家や絵描きがパフォーマンスをするバスキングの環境がとても整っていたり

 

毎週末各地で地元のアーティストによるアート・マーケットが開催されていたり

(日程上行けなかったけど)

 

街のヴィクトリア国立美術館には現代アートを含めた7万点もの作品が揃っているなど

 

ストリートアートだけじゃない、

「芸術の街」と呼ばれるこの場所に興味を持ったからです。

 

f:id:aki_artworks:20180525144055j:plain

f:id:aki_artworks:20180525144135j:plain f:id:aki_artworks:20180525144316j:plain

f:id:aki_artworks:20180525144037j:plain

 

 

ぜひこの街の雰囲気を堪能したい!!!

 

 

というわけで、もともとは街の観光、特にストリートアートを訪ねるのが旅の主題でした。バスキングについては「ふーん、世の中いろんなことやる人がいるのねー」くらいにしか思ってませんでした。

 

 

でも色々と調べていくうち、、、

 

 

(旅行に行く前のあき)

へー、いいな。メルボルンってとこは街をあげて路上パフォーマーを盛り立ててるのか。

 

街公認で、申請が通りやすいから、パフォーマーさんは堂々と表現できるわけだ。

 

バスキングって初めて知ったけど面白そうだな。

 

 

日本じゃ都内とかで許可が下りる場所はあるけどあり得ないくらい狭き門だし、

 

真面目に申請出しても取り合ってくれる所がないから駅前とかで歌ってる人の99%は無許可だもんな。(ソースなし)

 

路上パフォーマンス楽しそう~。

 

 

・・・結構、向こうに住んでる日本人のバスカー(バスキングする人)も多いんだ。

 

日本語のブログで手続きとか体験談を書いてる人も結構いる。。。

 

なるほど、なるほど。

 

・・・

 

あれ、これ簡単じゃね?

 

パーミット(許可証)取るのに必要なのがたった10豪ドル(800円くらい)?

(※期限3カ月の場合。CDなど物販も行いたい場合は+50豪ドル。)

 

外国人でもネットで申請するだけ

 

行こうと思ってる日程(ゴールデンウィーク)の前半に、2週間に一回しかない安全レビュー会(受講必須)があるのか。。。

 (↑たまたま超ラッキー)

 

・・・

 

・・・

 

 

高い金払って旅行するんだし。

ぽちっとな

 

 

そんな感じで旅の中身は

優雅なストリートアート探索ツアーから

あんまり時間に余裕のない弾丸バスキングツアーに。

 

・・・

 

役に立つものかわかりませんが

このブログでは 

 

なかなか長期で外国に行ったり住んだりするのは厳しいけど、

 

あきと同じようにバスキング(路上パフォーマンス)に興味をもった人が日本のどこかにいた場合に備え、

 

自分がやってきたことを記していきたいと思います。

 

ではでは

 

 

2018/6/6、関連記事を追加しました。

akiartworks.hateblo.jp